大町土谷クリニックは、広島市北部地域の交通の拠点となっているアストラムライン・JR大町駅から徒歩数分の場所に位置し、血液透析とともに保存期の慢性腎臓病(CKD)の診療を行っています。基幹病院である土谷総合病院と連携しながら、医師をはじめとして約100名のスタッフが、安全・安心・安楽をモットーに患者さんに三つの「安らぎ」ある医療や看護を提供できるよう日々努力しています。
安佐南区で唯一の血液透析施設として、大町土谷クリニックでは210台の透析装置を設置し、ゆったりとしたスペースの透析室において、血液透析濾過(HDF)や間歇補充型血液透析濾過(I-HDF)などの最新の治療を患者さん一人一人の病状に応じて行っています。また、自力での通院が難しい患者さんには、状態に合わせて援助も行っています。
たかがかゆみ、されどかゆみ
~透析患者さんの「かゆみ」治療専門チーム~
透析患者さんの合併症のひとつに、皮膚の「かゆみ」があります。「かゆみ」は、透析患者さんの6~8割に認められ、ひどくなると睡眠障害やうつ病を引き起こし、患者さんの生命にもかかわる重大な合併症です。大町土谷クリニックでは、2013年より医師、薬剤師、看護師、臨床工学技士からなる13名の「かゆみ」治療の専門チームを編成し、透析患者さんの「かゆみ」対策に力を入れています。
地域医療に貢献するために
大町土谷クリニックでは、1年に2回程度、「安佐地区慢性腎臓病(CKD)連携の会」を開催して、地域の医療施設の医師やスタッフの方々との連携を深めるとともに、慢性腎臓病の啓蒙活動も行っています。