中島土谷クリニック

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透析のご案内

Guidance of dialysis

バスキュラーアクセス管理委員会

当院では患者様の生命線である「バスキュラーアクセス 」を適正に管理するために、 2003年よりバスキュラーアクセス(VA)委員会を設立しました。

活動内容

  • VAトラブル(合併症) の早期発見と予防
  • 定期的なエコー評価(機能評価、形態評価など)(図1)
  • 透析室でのエコー活用(針修正、エコー下穿刺、形態評価など)(図2、3、4)
  • 穿刺教育(新人穿刺教育、穿刺ミスの分析、穿刺難易度分析など)(図5)
  • 情報共有(タブレット端末を用いたシャント情報の共有)
  • 学術活動(日本アクセス研究会、日本透析医学会、VA超音波研究会など)

■シャントとは

血液透析では1分間に約200~300ml/minの血液を取り出して透析を行い、再び血管内に返すためのバスキュラーアクセス(シャント)が必要となります。

シャントは、自己の動脈と静脈を直接つなぐ自己血管動静脈瘻(自己血管内シャント)と動脈と静脈の間に人工血管を介在させる人工血管動静脈瘻(人工血管内シャント)があります。

自己血管内シャントと人工血管内シャント

■定期的にエコー評価を行っています

当院ではVA合併症を見逃さないために定期的にエコー評価を行なっています。頻回に治療をされる患者さんは1~3ヶ月毎、問題がない患者さんも最低年1回はエコーでシャントの状態を確認しています。(外来での総エコー件数は約1000件/年となっています)

エコー下穿刺と穿刺教育

透析患者さんにとって穿刺は一番の苦痛でありストレスでもあります。穿刺は1回で済むようにスタッフは常に穿刺の状況や血管の情報をチェックしています。透析室でエコーを活用し穿刺が難しい患者さんのエコー下穿刺や針修正を行なっています。

エコー評価

■バスキュラーアクセス(VA)委員会より