救急医療、心臓病や末梢血管のカテーテル治療に重点を置き、常に安全かつ有効な治療を実践できるよう努力しています。また病診連携に重点を置き、地域医療に貢献できるよう24時間体制で救急患者に対応するため夜間、休日を含め循環器内科スタッフが院内待機しています。急性心筋梗塞など緊急のカテーテル治療を要する際にも迅速に対応出来る体制が整っています。

当院では県下に先駆け経皮的大動脈弁置換術を導入し、心臓血管外科や麻酔科との合同カンファレンスを行いハートチームとして治療を行っています。

不整脈に対するカテーテルアブレーション治療は全国トップクラスの治療実績を有しており、3Dマッピングシステムや心房細動におけるバルーンアブレーションなど最先端の治療を導入し良好な成績が得られています。

３部屋の心臓血管造影室、１部屋のDSA室、マルチスライスCT、MRI、3D心エコー（経胸壁、経食道）など最新鋭の機器を駆使し高度な診断を行っています。

外来診療

外来は毎日３～４診察室を使用し循環器専門外来を行っています。完全予約制で極力円滑に診療が行われる様に努力しています。心電図、血液検査、レントゲン、心エコー、負荷心電図など諸検査の多くは即日検査可能で早期診断、治療に貢献しています。また、不整脈外来、禁煙外来、ペースメーカー外来といった特殊外来も設定されています。救急を要する患者の紹介については随時受け入れを行っており、循環器内科直通電話（ホットライン）を含め迅速に対応出来る体制となっています。

循環器検査

経胸壁心エコーおよび経食道心エコー（2D、3D）、運動負荷心電図（トレッドミル、エルゴメーター）、マルチスライスCT、MRI、長時間心電図（ホルター、イベントレコーダー、植え込み型ループレコーダー）、加算平均心電図、T波オルタナンス、血圧脈波検査、血管エコー（頚動脈、腎動脈、下肢静脈）、心臓カテーテル検査、心臓電気生理検査など、各種循環器検査が可能です。

カテーテル治療、ペースメーカー治療など

虚血性心疾患に対する冠動脈形成術、四肢末梢血管に対する血管形成術、腎動脈形成術、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション、徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療、致死的不整脈に対する植え込み型除細動器、心不全に対する両心室ペースメーカー、経皮的大動脈弁置換術、肥大型心筋症に対する心室中隔アブレーション、下大静脈フィルター、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置など多岐にわたるインターベンション治療を行っています。

心臓リハビリテーション

心筋梗塞後、心不全などを対象とし、心臓リハビリテーションを積極的に介入しており、より安全に家庭生活、社会生活に復帰していただける様サポートしています。

→不整脈診療を専門に行なう不整脈センターの紹介