@一般に漢方薬は、食前又は食間の空腹時に服用します。それは、漢方薬の成分の多くが腸内細菌によって吸収されやすい形にかえられるため、空腹時に飲むほうが速やかに腸内細菌のいる場所に到着するからです。さらに、食べ物などの影響、食べ合わせを防ぐ意味もあります。
味や香り等が苦手で、空腹時に飲むと気分が悪くなったり、食欲が低下したりする場合など、その他症状によって食後に服用する場合もあります。
A医療用の漢方薬は、生薬を煎じてできた液を濃縮し、乾燥させたものです。コップ1杯程度の白湯に溶かして飲むと、本来の形に近くなり吸収されやすくなります。ただし、胃がむかむかする、吐きそうだという場合は、味や香りを抑えるため冷水の方が飲みやすくなります。
B2種類の漢方薬が処方された場合は、30分以上の間隔をあけて飲むようにしましょう。(2ヶ所以上の病院や薬局でもらった薬を自己判断で併用することは避けてください。効果が期待通りに現れなかったり、薬の作用が増強する場合があります。
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