不眠が重篤で持続的な場合や、非薬物療法のみでは十分な効果が得られない場合には、対症療法として睡眠薬を中心とした薬物療法が用いられます。
睡眠薬というと、「依存性が強く、一度のむとやめられなくなってしまう」など、恐ろしい薬というイメージを持たれている方もあるようですが、これは誤解です。確かに、昔使われていた睡眠薬にはそのような問題点がありました。しかし医学は進歩し、その後、依存性や耐性を克服した睡眠薬が開発されてきました。
睡眠薬は薬の作用時間によって超短時間型、短時間型、中間型、長時間型の4種類に分類されています。入眠困難タイプの方には短時間できく薬を、睡眠が持続できないタイプの方には長くきく薬をというふうに不眠のタイプによって使い分けられます。
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