医療法人あかね会土谷総合病院で整形外科を拡充するに当たり、1997年10月、広島手の外科・微小外科研究所が開設されました。
この研究所は上肢の障害に悩む患者さんのことを第一に考える施設です。また、上肢の外科に関する情報収集や、国内・外からの手の治療に関する研修を希望する人達にその機会を提供するなど、幅広い分野で手の治療・研究を展開しています。
『手の外科』とは手の繊細な運動と知覚が損なわれた際、あるいは生まれながらに手の機能が障害されている子供に対して機能を再建する特殊な外科で、手術はしばしば拡大鏡、また顕微鏡を用いて行われます。指の再接着とか、組織移植もこの分野です。
診察に当たっては常に正しい診断、適格な治療、最新の治療法の導入に務め、後療法に当たっては適切なリハビリテーション、装具の改良と普及に努めています。
手の外科・微小外科に関する書籍、文献の収集、保存(図書館)に努め、かつて使用されたスプリントと手術器具類の収集と展示(歴史博物館)を行っています。
手の外科専門医を志す国内・外の研修生の受入れ、指導と教育を行っています。また教育に必要なスライド、ビデオの作成、収集を行い、月に1回のオープンカンファレンスの他、時に講演会も行っています。
皆様の暖かい御支援をお願い致します。
研究所は広島市中区中島町4番11号中島ビル3Fに置きますが、診療は隣接する土谷総合病院(広島市中区中島町3番30号)の整形外科で行っています。
研究所と土谷総合病院整形外科のスタッフが協力して診療を行っております。