土谷総合病院

文字の大きさ
  • 大きくする
  • 元に戻す

診療科・各部門

Introduction of Department

人工妊娠中絶

日本では、人工妊娠中絶は、母体保護法という法律で規定されています。母体保護法第14条に該当する方に対して、母体保護法指定医が行うことができる医療行為です。

人工妊娠中絶には、手術によるものと、薬によるものとがあり、妊娠の時期により使える方法が異なります。

妊娠週数と、当院での中絶方法

  • 妊娠初期 子宮内妊娠の診断がつくまで中絶手術はできません
  • 妊娠9週0日まで 経口薬(メフィーゴ®︎パック)によるものと、手術(手動真空吸引法)によるものの選択が可能です
  • 妊娠9週1日から10週まで 手術(手動真空吸引法)による中絶を行います
  • 妊娠12週から妊娠21週まで 腟内に薬剤(プレグランディン腟坐剤)を留置し、人工的に陣痛を起こして、分娩します
  • 妊娠22週以降 人工妊娠中絶は認められていません

術前検査

安全な中絶を行うために、下記の検査を行います。

■薬剤による中絶

尿検査、血液検査、淋菌・クラミジア検査(費用 16,000円)

■手術による中絶

尿検査、血液検査、淋菌・クラミジア検査、胸部X線検査、心電図(費用 19,800円)

経口薬と手術の違い

メフィーゴ®︎パック 手動真空吸引法

妊娠週数

妊娠9週0日まで

当院では妊娠10週まで

利点

手術による合併症がない
(内服のみで中絶終了できた場合)

所要期間と費用が一定

主な副作用

下腹痛、出血、嘔吐、下痢、感染症

出血、感染症、子宮穿孔、
麻酔の合併症

概要

1剤目を内服48時間後に2剤目を服用し
中絶終了まで入院
2剤目を服用して24時間以内に胎嚢排出の
ない場合は手術が必要

手術当日に入院
手術所要時間約30分
翌日退院

一般的な費用

2剤目服用後

  • 8時間以内に排出 150,000円
  • 24時間以内に排出 180,000円
  • 24時間以内に排出なく手術 300,000円

245,000円

注意点

約1割は手術が必要

※費用は、使用薬剤や合併症などにより変わります。また、予告なく変更される場合があります。入院時に一定額の前納が必要です。