Introduction of Department
栄養指導と聞いて、イメージするものはありますか?
よく、怒られるだけ、とか、自分で作れるわけじゃないから聞いても意味がない、と言われる方がいます。しかし、実践していただくのは患者様ご自身であるため、患者様の生活スタイルに合った提案をしていく、ということを心がけています。
一見食事に関係のなさそうな生活習慣の話が、食事改善のヒントに繋がることもあります。「普段はどなたが食事を作っていますか」「食事は何時頃食べられますか」「外食や惣菜利用などはありますか」などお伺いします。同じ疾患をお持ちの患者様でも、患者様によって食事内容、生活スタイルは様々です。
例えば、自宅で食事をすることが多い方と外食が多い方では気をつけるポイントが違ってきます。食事を作られる方には買い物の際での注意ポイント、調理方法の工夫、レシピ例など提案させていただきます。一方、外食が多い方には、お店選びや注文する際のポイントなどを提案しております。
このように、患者様、ご家族様と相談しながら実践しやすいやり方を探ります。また、具体的な提案の中から患者様自身が目標を決めて取り組めるようサポートをしております。
さらに、患者様が自ら積極的に取り組んでいただくためになぜ食事療法が必要なのか、食事と疾患の関係性についても丁寧にわかりやすく説明することを心がけています。
私たち管理栄養士は、患者様ひとりひとりの健康状態に対して具体的アドバイスを行うことで健康維持や疾患予防に貢献するよう努めております。
食事の話を聞いてみたい、と思われた方は主治医の先生に伝えてください。