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|診察担当表|スタッフ|診療内容|肝臓疾患|膵・胆道疾患|消化管疾患|消化器内科だより|
診察担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午 前 | 田村 (消化管) |
石丸 (膵・胆道) |
荒滝 (肝臓) |
田村 (消化管) |
荒滝 (肝臓) |
寺ア (消化管) |
寺ア (消化管) |
石丸 (膵・胆道) |
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午 後 |
スタッフ
荒滝 桂子(あらたき けいこ) : 部長
石丸 正平(いしまる しょうへい) : 部長
田村 忠正(たむら ただまさ) : 医長
■所属学会・資格
日本消化管学会 胃腸科指導医・専門医 / 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医 / 日本消化器内視鏡学会 指導医・専門医 / 日本消化器病学会 指導医・専門医
寺ア 元美(てらさき もとみ) : 医長
■所属学会・資格
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 / 日本消化器病学会 消化器病専門医 / 日本内科学会 総合内科専門医
診療内容
消化器疾患全般を対象に診断および治療を行っています。
疾患
膵臓・胆道疾患:閉塞性黄疸、膵炎、膵癌、胆石症(胆嚢結石、総胆管結石)、胆道炎、胆道癌など
肝臓疾患:急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌など
消化管疾患:食道炎、食道癌、食道静脈瘤、胃炎、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍、腸閉塞、大腸ポリープ、大腸癌、腸炎など
検査
腹部超音波、上部・下部消化管内視鏡、消化管造影検査、腹部CT・MRI、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)、超音波内視鏡、肝生検、腹部血管造影など
治療手技
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
2007年から、早期胃癌に対して、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を導入しました。従来の粘膜切除術(EMR)と比較して、出血性合併症がやや多い傾向はありますが、一括切除率が高く遺残の危険性が少ないため積極的に施行しております。入院期間は7-10日程度です。
内視鏡的止血術
当院は、慢性腎不全や虚血性心疾患といった症例が多いため重篤で難治性の消化管出血に日常的に遭遇します。そのため、従来のクリップ止血や薬剤の局注では十分な止血が得られないことも多く、動脈性の出血に有効な高周波装置(ERBE社製エルボトームICC-200)や静脈性止血に有効なAPC(ERBE社製のAPC300)を導入し診療にあたっております。
内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
経口摂取困難、嚥下障害に対し行っています。一般的にPEGは20%の偶発症があるとされており、中でも自己抜去による腹膜炎は致命的と言われています。そのため当院では、鮒田式胃壁固定具を併用し、偶発症の予防に努めております。また、NST(nutrition support team)と連携し、効果的で安全な経腸栄養療法を心掛けています。
他の治療手技
内視鏡的ポリペクトミー・粘膜切除術、肝動脈塞栓術、リザーバ-治療、エタノール局注療法、ラジオ波焼灼療法、内視鏡的総胆管結石除去術、内視鏡的乳頭拡張術、切開術、経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)、食道静脈瘤硬化療法・結紮術など
肝臓疾患の治療について : 消化器内科部長 荒滝 桂子
ウィルス性肝炎に対する治療
近年、B型C型慢性肝炎および肝硬変の治療ガイドラインは年々改訂されています。そのガイドラインに沿った治療は当院でももちろん行っています。
特に、C型慢性肝炎の治療薬の進歩は2014年9月以降インターフェロンフリー治療薬が次々に発売されています。当院でもこれまでインターフェロン治療を何度繰り返しても治らなかった方がいとも簡単に治っています。また、高齢あるいはインターフェロンの副作用のために治療を諦めていた方もほとんどの方が治癒しています。副作用はほとんどなく、8−12週間の内服で治癒率95%以上です。昔、あるいは最近C型慢性肝炎と診断されたにもかかわらず、まだ治療を受けておられない方、是非ともご相談ください。
以前は、「数値が正常だから経過をみる」ということもありましたが、現在はそのような選択肢はありません。C型慢性肝炎と診断されたら、ウイルス駆除治療を早く受けましょう。「症状ないし・・」とか、「治療の副作用が怖い・・」と昔のイメージを持ち続けている方、時代はずいぶ変わりましたよ。
B型肝炎も、治療効果の高い抗ウイルス薬が出ています。治療の対象ではなくても定期受診は必要です。定期受診をされていれば、B型肝炎の最新情報を常にアップデートできますから、通院から遠のいてしまった方も遠慮なくご相談ください。
■当院で無料肝炎ウイルス検査を受けることができます (条件あり)
発癌した場合
残念ながら、発がんした場合、手術がベストと判断される場合は手術をお勧めいたします。
手術が困難な場合は、内科では、穿刺局所療法、薬物療法、放射線科との連携で肝動脈化学塞栓療法を行っています。これら治療でも不十分な場合は、広島大学病院、広島平和クリニックと連携治療を行っています。
脂肪肝
最近は、C型肝炎が治癒する時代となり、飽食の時代の結果引き起こされた「脂肪肝」が目立つようになりました。飲酒で脂肪肝になっているケースもありますが、飲酒の習慣はなく、肥満や糖尿病が原因で脂肪肝になっているケースがあります。そのような方は、おそらく健診で「減量するように」と注意されても、深刻に受け止める方は少ないのではないでしょうか?また、減量してもリバウンドを繰り返し減量できないままの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、『脂肪肝→脂肪肝炎→肝硬変→肝癌』へと進行する場合があります。ですから、「B、C型慢性肝炎」、「肝硬変」のみならず、「脂肪肝」(→脂肪肝は放っておいていいの?)といわれたけれど、なんとなく病院を受診していない方、あるいは通院はしているけれど肝機能数値が高いままの方、ぜひ一度当科にお越し下さい。
当院では、初診時に各種問診(問診用紙(肝疾患)、肝臓病に伴う患者さんのこむら返りチェックシート、肝臓病によるかゆみチェックシート、生活習慣問診票)を行い、管理栄養士とともに、生活習慣改善のアドバイス、肥満の方に対する減量指導に力を注いでいます。
また、飲酒習慣のある方にはAUDIT質問票を使用してスコア化することにより、自身の飲酒状況を客観的に理解していただき、アルコールによる弊害を説明、節酒・禁酒指導を行い、早めにアルコール専門医療機関に紹介するよう努めています。
多職種専門チーム「肝疾患お助け隊」
土谷総合病院では "医師"、"看護師"、"薬剤師"、"臨床検査技師"、"管理栄養士"、"理学療法士"、"クラーク"の各職種で構成する多職種専門チーム「肝疾患お助け隊」を結成し、B型・C型肝炎から肝硬変・肝がんへの移行を阻止するよう活動しています。その活動が情報誌で紹介されました。
膵・胆道疾患の治療について : 消化器内科医長 石丸 正平
膵疾患の診断・治療
- 膵腫瘍の診断・治療
ジェムザール・TS-1による化学療法(入院・外来) - 急性・慢性膵炎の診断・治療
投薬に加え、内視鏡的膵管ステント留置術
胆道疾患の診断・治療
- 胆石の診断・治療
- 総胆管結石の診断・治療
内視鏡的乳頭切開術(EST)あるいは内視鏡的乳頭拡張術(EPBD)の施行と内視鏡的砕石(採石)術 - 胆道癌(胆嚢癌・胆管癌)の診断・治療
肝門部胆管癌あるは肝外胆管癌に対する- 内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(ENBD)
- 内視鏡的ステント留置術(メタリックステントあるいはチューブステント)